2015年1月31日土曜日

【前編】2月まで!靴好きは今すぐブルックリン美術館へGO!

靴好きがニューヨーク旅行に行った場合にどこに出向けばよいかといったら、まずは全米いちの売り場面積をもつサックスフィフスアベニューの靴売り場、というのが優等生的回答、そこにtanimmyの強いレコメンドを加えるとしたらSOHOのピッパーライム
やっぱり外せないDSW
で・す・が、この2月までにニューヨークを訪れる方がいたら真っ先に行って欲しいスポットがあります。



この外観でピンときたあなたはかなりのブルックリン通 or アート通 or ファッション通?



Yes!ここはブルックリンミュージアム。
意外にもニューヨークで2番目に大きい美術館で、プロスペクトパークの右上に位置しています。
マンハッタンに比べて土地の使い方が贅沢。圧倒的な外観と、抜けるような空をもつエントランスが、それまでの日常の世界から、一瞬にして私たちをアートの世界へ連れて行ってくれます。


なぜにブルックリン美術館かと申しますと、3月1日まで「Killer Heels: The Art of the High-Heeled Shoe」ヒールメインの展示が開催されているのです!


もうこの展示が予想以上。てっきりこれまでのハイヒール史に残る靴たちが死んだように並べられているだけかと思っていましたが、今回も気持ちよく裏切られました。

入り口で私たちを待ち構えるのはヒールをアイコンにしたクリエイションムービー。
想像力を掻き立てられるフェミニズム全開のどぎつい世界。


それが終わると、世界の名だたるブランドのアイコンともなる靴が私たちを攻めてきます。
これはクリスチャンルブタン。究極のヒールと赤のラバーソールが、アイコニックに表現されています。Shoeラバーにとっては、靴の総本山。
これはもう物理的に人間が履く事は不可能だけど、ルブタンというブランドの究極のカタチを表現したものと見受けれられます。


って履いてる人いたーーー
ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!


落ち着いて先に進むと、何やら映画が映し出されていてかなりの人だかり。
いそいそと人だかりをかき分けると・・・
なんと我らが日本の蜷川実花さんの「さくらん」でした。
さくらんでは、日本の和の下駄をおしゃれに進化させていて、まさに和洋折衷の靴が表現されています。日本の和の靴に西洋文化を取り入れた例はなかなかないようです。

自分が何気なく観ていた作品が、別の確度でみるとまた違う価値をもつことに気付く経験は、日常生活での視点の訓練になってよいですね。


こちらにはヒールから連想されるワードが散りばめられています。
15分ほど立ち止まって目にはいるワードをググってました。
普段意識しない、けれども潜在的に思っていたかもしれないワードが次々でてきて、「あるあるある!」のオンパレード。


「self-esteem」自惚れ:確かにヒール履いてるとなんだか自分が少しいい女になって気がしている・・・汗
「desire」強く望む:うんうん、ヒールを履いてると、いつもより背がピンと高くなるからか、気持ちも上向きになって、「もっとこうしたい」って自分の人生に我が儘になる。


「job opportunity」仕事のチャンス:「キャリアウーマンを描いてください」って言ったら、ぜったい靴はヒールを描くよね。それくらいヒールには(仕事)デキル女のイメージは強い。

「social recognition」社会的認識:tanimmyなりの解釈としては、ヒールを履く人は、履き心地よりは、他人からどう見られるかを優先的に考えるということかしら?

「calf」ふくらはぎ:一番ツボだったワード。そうなんですよ。ヒールが美しく見えるかどうか、ヒール自体の美しさ以上に履く人のふくらはぎの美しさが重要だとtanimmyも思っています。これからもお風呂でふくらはぎを揉まなくては。


続いてはこちら。これはヒールに「歩くためのもの」以上の価値を生み出している作品。
ゾクゾクします。


なんとこのヒールの上部の円に溜まっているのはお花のタネ。


歩くと、ヒールの先から、そのタネがポツっポツっと軌跡にそって置かれていきます。


これで草原を歩いたら、お花を咲かせることができるよね、っていう素敵な発想の作品。
ヒールって「トントントン」と公共の場では時に騒音の原因になってネガティブなものになりかねないから、こうやってヒールが世のためになれる可能性があることは、我々ヒールラバーの免罪符になり得るくらい。

そしてさらにビックリなのが、この作品、スプツニ子さんという日本人女性のものなのです。タイトルは「heal fukushima」放射能で荒れ地になっているだろう福島を想っての作品です。こんな風に“想い”のある作品にはとても心を引きつけられます。

ということでこのままのテンションで後編へ。

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